読了:動画2.0 VISUAL STORY-TELLING

今界隈で話題になっていて、尊敬するマーケターの方が推薦されていたりして、早く読みたいと思っていた本が昨日届いたので、早速読んだ。

 

テレビなどの映像と、インターネットでの動画は明確に分けるべき。

そして動画ならではの表現を、世の中のスマホシフトに合わせて、伝わるように編集をする。

情報を届けるプラットフォームがたくさんあるので、プラットフォームに合わせた表現を心がけ、そこでの表現方法にスタイルを取り入れる。

そして時間軸をコントロール、テキストと画をうまく使い分け、エンゲージメントが高まるように思いを届ける。

それがブランドになり、マネタイズができるような形になる。

 

-------------------以下、抜き書き-------------------

■映像と動画

映像と動画は大きさや表現の仕方が違う。明確に分けるべき。一緒にするから何が大事かが理解できない。

スマートフォンはただ画面を小さくしただけじゃないので、テレビ番組をそのまま持ってきても失敗をする。

本質的に何が変わったのか?

映像コンテンツに触れる時間のセグメントが細かくなったこと。

 

そのことにより、時間に対する求める情報量が多くなった。

特に若年層において。

この時間に対する情報量を、IPT(Information Per Time)と定義。

※確かに、2時間取られると思うと、嫌だなと思う。。。

 

IPTを高めるため、ジャンプカットや早回し動画などの時間軸を圧縮し、短い時間の中に多くの情報を詰め込むことで新しい視聴体験を生み出すようになった。

  

映像は人を引き込む力を持っている。

テキストだけだと伝わないことを伝える力がある。

 

■映像から動画へ

インターネットが伸長しているが、テレビもまだ伸びている。

その理由は映像が持っている価値をインターネットがまだ出せていないからである。

 

映像制作会社が動画をマトモに作れない。

映像業界がテレビを中心とした産業構造に最適化しているから、

放送=届ける部分が、免許事業となっているから。

 

 スマートフォン接触時間が増えているが、セグメントの細かい時間の積み重ねで構成されている。

時間の使い方が、テレビとは異なる為に求められるコンテンツも変わる。IPTが高いコンテンツが要求される背景がこれである。

 

思想がない映像は、カラオケビデオである。

存在はするが、誰も覚えていないもの。

 

これからはヴィジュアルストーリーテリングの時代になる。

クリエイターにとって、チャンスな時代。

 

作ると届けるの両方をできる。

ハイコンテクストな内容もインフォグラフィックスで図解に落とすことでIPTの高いコンテンツを生み出せる。

ただし、もっとも重要なことは本気でそれを伝えたいと思っているかどうか。

嘘偽りのない心からの叫びをストーリーテリングに落とし込むことで、独自の動画ができる。

それが視聴者と強く結びついたときに、世界観が変わり、エンゲージメントされる。

 

■エンゲージメントを作る方法

 プラットフォーム×スタイル×エンゲージメント=マネタイズ

・プラットフォームを決める

・選んだプラットフォームで輝くスタイルを考える

 誰が見てもわかるような特徴をつくること

 (色、フォント、フィルタ、モーションなどの視覚を構成する要素)

・スタイルを踏まえて、エンゲージメントの高い動画を作り続ける

 ITPを踏まえた時間軸のコントロール

 テキストと画の使い分け

 

これができていれば、他のメディアで流しても、ブランドを損なわず届ける事ができる。