個人的まとめ:業界人間ベム 2019年デジタル トレンド
①デジタル化に向けて教育・人材育成への投資本格化
ここ数年、デジタル専門人材を外部招聘した。
ただ、WEB・アプリという施策がデジタル化しただけ。
企業のビジネスロジックに精通して、社内に通る(周りを動かすことが
できる9人がデジタル化する必要
採用には頼れない、教育が必要
②TVCM枠オンライン取引本格化
ラクスルのTVCMの発注システムの登場は、そのきっかけ
③広告費アロケーション最適化が活発に
広告主事業部が宣伝費・販促費・流通対策費などを統合して再配分する
「テレビ×デジタル×リアル」アロケーションが試行される。
デジタル時代のアロケーションの本質は、「事前に最適なプランなどない」
という考え方である。施策による「達成目標」が数値で設定され、
「運用」で達成させるという発想である。マーケティングダッシュボードによって、
リアルタイムで効果がかなり把握できるようになったからこそ、
どこに出稿するかは流動的にリアルタイムに対応すべきである。
最適化するには、どのメディアに張るかだけでなく、どのブランドを出すか、
あるいはブランドの宣伝費・販促費などを統合した予算内での配分を
どう最適化するかという本質論に拡大
ただ、テレビスポット広告の場合は、エリアロケーションに課題。
一人あたりのコストが偏っている。
テレビ×デジタルの比率はエリアによって違う。
GRPではだめ、到達インプレッションで計測する必要
④プレミアムなデジタル広告掲載面がレギュレーション化され、需要拡大
⑤デジタルのビューアビリティだけでなくテレビのビューアビリティを含めた
「人の目に届いているインプレッション」を評価
⑥デジタル領域の特化型ソリューションサービス企業の横の連携進む。
オーケストレーション機能が注目される。
デジタル領域は専門性が高く、特価したソリューションになりがち。
代理店ではできない、特化したエキスパートの技量をコーディネートする指揮者機能が
必要に。
⑦AIによるブランド横断型デジタル広告買い付け配信が試行される。
複数のブランドを抱えている企業は、バルクで良質な広告掲載面を買い付けておいて、
この掲載面に、このタイミングで、このオーディエンスがアクセスしてきたらどの
ブランドのどんなメッセージの広告が配信されるのが最も効果的かを瞬時にAIが
判断し配信、さらにブランドごと設定予算に割り振るという「人間技ではない」ことを
AIがこなすことになるだろう。
前述の④のプレミアムなブランディングのための広告枠が定義されると、
こうした掲載面を最も効果的に使うAI配信が意識されるだろう。